スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | | - | - | pookmark |
Entry: main  << >>
歌舞伎座百二十年團菊祭五月大歌舞伎


知らざあ言って聞かせやしょう。浜の真砂と五右衛門が 歌に残せし盗人の 種は尽きねえ七里ヶ浜 その白浪の夜働き 以前を言やあ江ノ島で 年季勤めの稚児ヶ淵 百味講で散らす蒔銭を 当てに小皿の一文字 百が二百と賽銭の くすね銭せえ段々に 悪事はのぼる上の宮 岩本院で講中の 枕捜しも度重なり お手長講と札付きに とうとう島を追い出され それから若衆の美人局 ここやかしこの寺島で 小耳に聞いた祖父さんの 似ぬ声色で小ゆすりたかり 名せえ由縁の弁天小僧菊之助たぁ 俺がことだぁ。
青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ) 二幕目第一場『雪の下浜松屋の場』です。女装した白波(盗賊)の弁天小僧が呉服屋へ、因縁をつけて首尾よく金子百両をゆすり取ろうとするが、正体を見破られて…。歌舞伎にあって女(女形と劇中設定での女装)から男に戻るこの見せ場は、なぜかスカッとした心持ちにさせる。女形の演技に酔いながらも、どこかぶちこわしたいというような乱暴力がこの演目と合うのだろう。ジェンダーを行き来する弁天小僧、粋だよね。(「乱暴力」は赤瀬川原平氏の発明した言葉)
| Toru Tachizawa | 13:14 | - | - | pookmark |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | 13:14 | - | - | pookmark |

Calendar

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

Profile

 

Search

Entry

Archives

Category

Link

Feed

Others

無料ブログ作成サービス JUGEM

Sponsored Links

Mobile

qrcode