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ロスチャイルド家と最高のワイン
Chateau Mouton Rothschild Jul 2008

Chateau Mouton Rothschild Jul 2008
近世のヨーロッパ、その中央を旅するような気持ちで楽しく読めたジャネット・グリーソンの『マイセン―秘法に憑かれた男たち』。中国や日本など東洋の磁器と同等の焼き方が発見され、絵付けが施されたマイセンは巨大産業となり、続く荘厳な彫刻装飾で頂上を極める。そして秘法が売られ独占が崩れヨーロッパに磁器が広まる。しかし本著はこうした史実を生み出す近世という時代を生きる個性的な君主と名工たちの人間ドラマに焦点があるところが面白い。また面白く読みながらドイツの原形である小国家の乱立した東フランク王国の地域の歴史の一端に触れる事が出来るのだった。
そして『マイセン』から時代を近代にして何か良い本はないかと待っていたのだった。
ロスチャイルド(ロートシルト)ドイツ語で赤い標識の意は、十八世紀半ばフランクフルトにあったユダヤ人のゲットーから類い稀なる才覚と揺るぎない家族の絆によって金融界の頂点へ上り詰め、やがてヨーロッパ社会と世界経済の支配者として君臨した一族の家名だ。
日本経済新聞出版社刊、ヨアヒム・クルツ著の『ロスチャイルド家と最高のワイン』はお祭り騒ぎのワイン本ではない。世界にその名を轟かせているボルドーのアイコンともいえる二つのロートシルト。ラフィット・ロートシルトとムートン・ロートシルト、このふたつのポイヤックの一級シャトーを所有するロスチャイルド分家について書かれた本ではあるが、全体の半分近くはロスチャイルド家の歴史にページを割いている。本著では偉大なシャトーが単に畑だけでは出来ないことを、ロスチャイルド家の特徴と二つのユニークな分家とその関係において描き出している。クルツは「ロスチャイルド家の金融支配は時代とともに薄れていくが二つのボルドーワインの名声は増すばかりである。このことがロスチャイルド家の名と偉大な歴史を今日の人々に伝える。同家が生み出すワインのすごさはともに排他性と熾烈な競争のたまものである。」と述べる。排他性と競争とは、ユダヤのこの偉大なファミリーの祖であるマイヤー・アムシェルの哲学であることが本著から知る事が出来る。そしてあとひとつは、秘密主義だそうだ。
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