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気(木)になる仕事をしているご両人
JAPAN KIKISA 12 Nov 2011
気(木)になる仕事をしているご両人、とは薩摩の人、KIKISA(上)のアキヒロジンくんとウッドターナーの盛永省治くん。お二人とも若い力がみなぎっているのが感じられ羨ましいがぎりだ。迷いのない作品には皆を幸福にしてくれる魔法の成分が入っているのだと思う。
だから彼らの作品を手元に置いておきたくなるのだ。ここ東洋ではそれを気という。
駄洒落はほどほどにして、KIKISAを観察すると少しイガっとしたエグいフォルムであることに気づく。ホームページを拝見すると2007年ごろのカップやボウルはほっこりとしている。はつったり削ったりされた表面もどこか和様で繊細だ。それが翌年になると面取りされ今のKIKISAに近いものが登場する。興味深いのは2010年のエルネストカップ「ENKUU」というパイナップルのような表面を持つものだ。エルネスト、なんだろう?エルネスト・ゲバラ?ただ「ENKUU」とは円空のことだろうか。そうだとするとKIKISAの形に円空の影響があるということにみょうに納得する。ぼくが感じるイガっとした部分、ダイナミックな面取りや持ち手のディテールは、円空仏の野性味溢れる造形(不動明王とかはとくに)と共通すると思われるからだ。そしてそのような造形の引っかかりを、今の時代のわたしたちは知らずに遠ざけてしまっていて、無意識のうちに必要としているのかもしれない。
Turned wood bowl 12 Nov 2011
省治くんはクリスマス生まれのCrateというショップ、ブログ、家具の制作などと平行してウッドボウルを旋盤作業から生み出している。バランス感覚の良い現代的な感じもそこからうかがえる。しかしスミマセン、かくいうぼくは以前鹿児島のルカで省治くん作品を買い!と思ったのはフラワーベースのほうで、当時ボウルには興味をほとんど持っていなかった。城戸くんのKOMEとを花器つながりで買ってひとりほくそ笑んでいた手合いである。このウッドボウルもかみさんがこれカッコいいと言ったところに端を発している。理屈を必要としないものを近づけるのは恐ろしい、そう自己防衛本能が働くのかもしれない。1ミリこの角度が気に入らない、このカーブがどうしても納得いかない、思ったほど良い景色が出ていない、そんなところと付き合うのは正直しんどい。陶器でいえば粉引のナリも五月蝿くないものが良いみたいなことだと、ウッドボウルたちと向き合うのはパワーがいる作業に思えてしまう。まあそういうことじゃいけないんだとは思うけどね。ただドンと事件のように突如として入ってくるようなものもあるにはある。汝窯とまではいかなくても三田青磁の香炉、古備前の壺とか、大好きな安南とか、他にもいろいろ。理由はなく。
このボウルは木も良いが何より量感が良い。量感は写真からはわからない。実物の大きさによるからだ。この量感とこの木自体がとても合っているからこそヒビや節、木目や色の変化などの景色がある。古今東西、景色を追ったもので良いものはない。
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