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樹の最初の五日間
Infant 27 Feb 2011
Infant 27 Feb 2011
青山の岡本太郎記念館を出て夕闇迫る頃妻の実家に着いた。昼過ぎから陣痛が始まっていたようで少し責められた。今日生まれると岡本太郎と同じ日になっちゃう。妻は約1時間ごとの陣痛の間に夕食や入浴を済ませた。9時頃になると陣痛の感覚がかなり短くなってきた。
ぼくと義母は9時からテレ朝のドラマ『遺恨あり』を見ていた。仇討も終わっていよいよ、というところで妻も陣痛に我慢が出来なくなり病院まで行く。しかし1時間くらいの診察後ややフライングということで家に戻った。体力を温存するために横になるがなかなか陣痛の痛みで寝られない。3時をまわったところで再び病院へ行く。今度は入院となり病室で陣痛モニターをつけて待機することになる。周期的な痛みのようだが、男にはわからない痛み。
4時半頃にLDRルームに移動する。LDRとは、陣痛・分娩・回復のことだそうだ。病院には分娩室とLDRがひとつづつあった。少し前にLDRに入った方がいたが、落ち着いてしまったので妻はLDRで出産する権利を得た。これはぼくらにとって結果素晴らしいこととなる。
さてぼくは男性が出産に立ち会うことに否定的であった。立ち会いを勧める友人もいたが、その時になったら退出しようと思っていた。女性に畏敬の念を抱くのであれば外で待つ方が良いという意見に賛成していた。しかしぼくの信念はいささか弱かったようだった。さらにLDRルームに一度入ったら立ち去ることは難しい。分娩室のような物々しさもないし、なにしろ脱出のタイミングがない。これはしてやられたと思った、この時は。
時は確実に進んでいき、1時間後の破水から分娩となり、さらに1時間後の6時半前に娘が誕生した。あっという間の出来事と言うと妻は激怒するが、高齢出産と初産のわりに出産が軽かった、客観的に。もちろんその痛みたるや男の想像の範囲にないことや、10ヶ月の妊娠期間、出産、今後の育児とそれは頭の下がることには違わないが、それでも妻は見ていてクールだなと思うくらい分娩がうまかった。アスリートが自らに貸したハードルを乗り越えて行く様を見るような、そんな清々しさがあった。
妻が気丈だったのでぼくはかなり助けられ、立ち会い出産をなんとかこなせたのだと思う。助産師は撮影のキュー出しをしてくれ新米父親のリードもしてくれた。妻のお腹の上に娘がのった瞬間は、ただただ感動的だった。娘は口などを漱がれた後、1時間以上LDRルームで3人だけで至福の時を過ごすことができた。カーテンの隙間から外は気持ちの良い青空となっていることがわかった。娘の名は、樹(いつき)とすることにしていた。
28 Feb 2011
28 Feb 2011
二日目は面会時間内ぎりぎりに着いた。8時過ぎだというのに樹は絶好調で遊んでくれた。
昨日も思ったのだが、うちの子はどうも新生児っぽくない。3160グラムと標準よりちょっと大きいだけなのにすごくしっかりしている。抱いていても全然怖くない。それどころか手も足も、首もバタバタと動かす。一日ぶりの再会は起きていてくれたのでとても嬉しかった。
1 Mar 2011
1 Mar 2011
三日目は沐浴の実習があったようだ。新生児の中から娘が沐浴の実験台、というかモデルに選ばれたそうだ。泣くことも暴れることもなく無事お役目を果たしたよう。
2 Mar 2011
2 Mar 2011
四日目。妻が編んだおくるみにくるまれて。目が見えているような視線が不思議だ。
3 Mar 2011
3 Mar 2011
五日目は退院の日。生まれた27日は日中18度になる温かい一日だったが、今日3月3日は晴れだがすこぶる寒い。病室はかなり温かく赤ちゃんはぐっすり寝ている。さあお外へ行こう。
| Toru Tachizawa | 20:33 | - | - | pookmark |
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